IT技術とトマトをたのしむ

新しいことを取り入れたく始めました

フランケン

家には、2018年の夏ころに迷い込んできた猫がいる。

両親が発見し、保護した猫である。

保護といってもその当時は、なにをしてあげることができない。

大けがをしている様子だが警戒がすごくて近づけないからだ。

最初はとにかくやせ細って死にそうな状態だったので祈りで、

エサを置いてみるしかできなかった。

(この写真は当時のものではない 警戒して撮れない)

 

食べてくれるのか?

・片耳はちぎれているよね、、、

・尖った歯が外へ突き出している

・顎がおかしい?

・顔面も歪んでいる? あらまーーーかわいそうに

・ひどいな、こいつどうしたんだろう

  ーお父さん!!(母の声)ー

ガリガリに痩せている

・しっぽもちぎれている

 

親父がなずけた名前である

本当に納得の名前にふさわしい風貌だったのだ。

飼い猫でもないのに名付けるなんて、でも

どう呼び掛けていいのか? それもある

それにもう一つ大きなポッカリとあいたものがある。

おばあちゃんが残して逝ってしまった猫が最近までいたのだ。

ただその猫も2016年に逝ってしまったのである。

 

そんなこともあり、フランケンに揺れ動いた、それがも理由だろう。

最初は思ったよ、、、フランケンだなんて、ひどい!

理由を知ってもひどいことに変わりはないが、冷やかしではない 真面目だ。

心はきっと面倒を見てやりたい一心

 

かれこれ5年が経つ

 本当に警戒心が消えない、薄れはしたが手放しで喜べない。

一体どんなことをされたらここまでなれてくれないのかな、、?

 

寝床には寝てくれて、食べてはくれて、少し触らせてもくれる。

 

天気が悪い日にはずっといてくれて、父親は鼻の下をのばしている。

ホットカーペットのオンオフ、何時にどんな様子でと欠かさない日記。

早朝から寝るまで常に様子をみている。

父の狙いはどうだったのか?

慣れてくれさえすれば、完全にオールフリー!!

どこでも自由に行き来していいよ、そんなことも描いていてもおかしくない。

警戒心というキーワードでいえば、両親には甘い。

 

私に比べたら、はるかに許している、身も心も。

それは、実親だからだろう、フランケンには

わたしは世話をしていないし、声をかけたり姿をみては

いまねー、部屋にもどっていたよ、お父さん!

報告係である。

 

このような警戒心、別の空き部屋の一角をフランケンの専用部屋としている。

こればかりはどうにもならない。

こちらも普段の生活があるため、変に気を使い音を控えたりせず堂々としている。

フランケンも徐々に自分の匂いと勝手がわかってきた。

テレビをつけたり、音楽をかけたり、声をかけてみたり。

 

  ねえ、今日はどこいっていたのー

  フランケンに話しかける 母。

 

機械音痴の母とフランケンにアレクサをプレゼントしたことがある。

なかなかうけがよかった。

スマホの文字入力が苦手もあり、話しかけられるアレクサはちょうどよかった。

フランケンの音でビビる教育にもなった。

私の部屋にアレクサから話書けたり便利である。

父も買ってきた飼い猫ではないので、ある意味気が楽だろう。

人間のこどものように、たまに遊びに来た孫がかわいいかのような。

へそを曲げてどこかへ行くかもしれない、それも覚悟していただろうし、

そういう意味で育てる責任の所在は親であり、おじいちゃん、

おばあちゃんではないことに似ている。

そうであっても、いざ、息子や娘がピンチであるなら

放ってはおけないことをいうまでもないし、心配であることは当然のこと

であるのは間違いないことを正しておく。

いまだに、5年も経とした、、、いま

いまになっても、飼い猫のように甘えてきたり、まとわりついたりしないが、

一年が経ったころは、栄養もとれ、姿かたちや性格も穏やかになりふっくらと!

印象が変わったのである。

普通にかわいらしい猫になったのだ。

それをみて、父もこのフランケンから改名、「茶々(ちゃちゃ)」とした。

いまはわたしもすごくかわいい、こういう動物を増やしてはいけませんね。

どうしてこのような虐待にあったのか

異様なほど怪我をしていたあのころ、うちに来てくれてありがとう。

茶々

最後まで読んでいただきましたこと

本当にありがとうございます。感謝